人生をなにに喩えよう
最近頂いたアドバイスの中で、
今の自分に一番響いた言葉がありました。
自分なりの言葉で説明すると、こんな感じの言葉です。
人生はドラマのようなもので
ドラマには悪役や敵役、お邪魔虫が必ず登場する
そうした人びと、あるいは障害となる状況が設定されるからこそ
主人公は時に悩み、もがき、苦しんだり悲しみに暮れたりしながらも
立ち向かい、乗り越えて成長していく
だから、人生をドラマのようなものだと置き換えて見れば
嫌な人も、面倒くさい人のことも、
憎い人、理不尽なことを強いてくる人でさえ
自分にとっては
ステージの"共演者"であり
"私の人生(ドラマ)をより成長し
盛り上げ引き立ててくれる香辛料(スパイス)のような存在"
なのだということ。
もし自分がドラマの主人公で好き勝手に物語を描いて良いと言われたら?
きっと
主人公にはラッキー尽くし、
主人公の周りには人畜無害なキャラクターばかりを配置し、
全ての幸福が主人公1人に偏った物語を選ぼうとするかもしれません。
でも、悲しいかなそれではドラマチックな事は起きないし物語は進まないということを
私たちはすでに知っていて。
コロナ禍の少し前から、もう一つ別の大きな転機となる出来事が個人的に起こりました。
10年以上熱量を失わずに続けてきたもの。
やっと本質的な"楽しさ"を、
その心の深いところと繋がれる瞬間を味わえるようになってきていたところでした。
暴力的な権力によって一度そのハシゴが外され、何もかもが嫌になった時期があります。
夜眠れなくなり、
何をしていても涙が唐突に出てきて、
尊敬や愛情が憎しみに転じ、初めて殺意というものの片鱗を覚えてしまうほどの強い出来事でした。
でも、そのドラマチックな状況のお陰で、いくつか自分の中で変化が起こりました。
作詞の奥深さにのめり込み勉強意欲が湧き、
作詞が磨かれました。
作曲もできるようになりました。
作曲家さんのご依頼で、仮詞や仮歌のお仕事も毎週のようにこなすようになりました。
今まで裏方を見せるのは苦手だった私が、SNSやステージで少しずつ素の部分をさらけ出せるようになりました。
初めてMVを制作したり、
ホームページを開設してみたり、
この半年ほどで、少なくとも音楽活動においては以前より拓けたような気がしています。
転んでもただでは起きないぞ!みたいな。笑
まだ、なかなか「人生はドラマだから!」
「あの人もあの人も私にとって必要なスパイスだから!」
とは屈託無く思えないのですが、
先のアドバイスで少し心が楽になれた気がします。
とにもかくにも、いつどうなるか分からないからこそ、今を一所懸命、大切に生き抜きたいと思うのです。
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