人の心を動かす"表現"について考える


Amazonプライムで最近見つけたドラマ「新しい王様 Season1」が非常に面白くて、

スキマ時間を縫って観ています。


香川照之さんの圧巻の演技力については言うまでもありませんが、

今回、久しぶりに藤原竜也さんの演技を見て感じたのは「ああ、やっぱりうまいんだな」と。


私が俳優の演技を見て「うまい」と思う基準は「説得力がある」かどうか。


言い換えると「リアリティがある」かどうか、ということです。


「新しい王様」の藤原さんは才気あふれる実業家の役なのですが、

一斉を風靡した与沢翼さんを思い起こさせるほど突き抜けていて、けれどもその言葉(台詞)が上滑りせず一言、一言にパワーがあって、見ている側に「本当にそうだよな」と思わせるほどの説得力に満ちています。


舞台に立つ、立たないに限らず、人はさまざまな「表現」を大なり小なり重ねて日々を過ごしているわけですが、

どんなに台詞を間違えずに上手に言えたとしても、人の心に響く演技ができていることにはなりません。


どんなに音程を正しく取れて歌えたとしても、それだけでは人の心を動かし、涙させたり興奮させたりできるわけではありません。


どんなに正確に振りを間違えず踊れたとしても、人を感動させる芸術に昇華できることとイコールではありません。


技術はもちろん大切ですが。


人の心を動かす表現をすること。

100人いたら100通りの心象風景を目の前のステージに重ね見ていただけるような表現をするということ。

それこそが、「私」が自分の心と肉体を通して、何かを表現することの意味になるのだと思います。

なんにせよ、久しぶりに深く心に刺さったドラマでした。

まだ途中ですが、心動かされたのでblogに綴っておきます。

今をがんばりたい方、一つ違う目線から俯瞰して自分を取り巻く世界を見つめてみたい方にオススメです!


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