「いのちの歌」の作詞
竹内まりやさんの楽曲「いのちの歌」
私の大好きな小野リサさんをはじめ、様々なアーティストの方々がカバーされてYouTubeなどで動画が公開されています。
今日は1つだけすごく伝えたいことを書きます。
最後のサビ
生まれてきたこと
育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう
育てて「もらえた」こと
育てて「くれた」じゃないんですよね。
是非歌を聴きながら歌詞を味わってほしいのですが、
育ててくれたのは父親だったり母親だったりがパッと浮かぶと思うのですが
それだけじゃなくて、
たとえばお日さまのあたたかな光とか
頬を撫でる風だとか
遠くでただ静かに時を重ねる森だとか
足元の大地とか、あるいはご先祖さまとか。
八百万の神という言葉が日本にはあります。
付喪神(つくもがみ)という言葉もあります。
命を脈々と受け継いで生きていること、
それは自分の肉親だけ、血のつながりだけじゃなくて、
きっとこの地球(ほし)に生きる全ての生き物やひと、そしてさらには生き物だけではなく大地や自然やモノによっても育ててもらえて、今ここにこうして存在しているということだと感じました。
感謝の気持ちが込められていると受け取りました。
「育ててもらえたこと」の、「もらえた」の4文字から受け取ったのです。
心を受け取ると書いて、愛と読みます。
この1文字で変わるんです。
だからステージで歌詞を間違えるのはすごく失礼なことだし(間違えないとは言っていない。たまに間違えます:涙)、自分が書いているのでなければ勝手に作詞を変えてはいけないと思っています。
作詞は、それだけシビアな世界です。
だから苦しい。だから素晴らしい。
だから、作詞家さんや詩人の方を尊敬しています。
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