月に心のあくがれて
作詞作曲 karihara yousuke
言の葉は噤みましょう
月が耳を澄ましている
流るる涙 其の意味さえも
知らされぬまま踊っている
木洩れ日が只 其のままに
優しいだけだった頃
血が滲むのは心じゃなくて
指先だけの筈だったの
振り解いた腕の 気配が淋しくて
雨の糸を辿り
帰りたい 何処かへ
愛は幻なのね 踞る心で
振り返る景色も花弁と散るだけ
愛は弔いなのね
泣き濡れた両手で 崩した砂の城
「ごめんね」と呟いた
一人で唄ってた
吹き抜ける風の中で
私だけが動けずに
息をする度 命は消えて
静かな傷跡残します
飾り立てた夢が余計に悲しくて
思い出に縋れど
帰れない 何処へも
愛と名前を付けた拙い憎しみで
遠ざけた貴方を今度こそ愛して
決して許さなくて善い
思い出さなくて善い
永遠を汚した私だけ咎めて
後悔に沈めて
愛は弔いなのね
泣き濡れた両手で 崩した砂の城
「ごめんね」と呟いた
一人で唄ってた
0コメント