リフレインとモチーフ


最近、J-POPと洋楽よりのJ-POP(R&B)などを色々聴き比べています。


あとヒップホップ・ミュージックとか。


そもそも、和の音楽はコード進行を必要としないのだそうです。


民謡しかり、神社の祭事などで皆さんが耳にする神楽などを思い浮かべるとイメージしやすいかと思います。


コードを必要としないということは、メロディだけで成立しているということ。 


なので、J-POPは「メロディが上下に動くもの=ボーカルメロディの音遊び」が特徴的です。


そこに、日本語の詞(ひらがな・カタカナ・漢字・英語)が加わることで楽曲の幅を広げていくわけです。



洋楽やR&Bは、リフレイン(繰り返し)のメロディを聴かせることで世界観を作り出していきます。メロディラインを上下に遊ばせるというよりは、繰り返すことで陶酔させていく仕組みです。

まさに"音を楽しむ"というか。



最近、自分の創る楽曲が少しずつ変わってきたのですが、大前提として私は作詞に重きをおいています。


その上で、リフレインによる心地良い陶酔も加えられるように、自然とメロディの繰り返しが多い曲を書くようになってきています。

かつ、前奏は短く(歌はじまりとか)、

全体も3分以内とか、短めの曲を創るように意識的にしています。


今はCMも早送りにできる時代なので、前奏が長いと聴いてもらえないからです。


昭和歌謡や少し前のJ-POPは前奏から世界観をふんわりと作り出していく手法だったように思えるのですが、ここ最近の流行曲は歌でがっちり耳を捕まえて聴かせる、「飽きさせない工夫」がとても大切なのだと思います。


ただリフレインすればいいというわけでもなく、曲の根底を支えるには「モチーフ」がしっかりしていることが大切です。 


モチーフによって、紡がれる言葉が自ずと決まってくることも多いです。


あとはメロディの音の粒に合わせて、あるいは韻を踏む、母音の音、ロングトーンの音に合わせて作詞がかたまっていきます。


モチーフ=絵画の作品のようなものです。私にとってはですが。


今見えているその絵画作品の、一体どこを伝えたいのか。全体の雰囲気(神の視点)なのか、それとも作品に描かれているある人物の心情なのか、それとも…。


モチーフがしっかりするまでに結構時間がかかります。

定まると1,2時間で一気に書けたりします。


そのモチーフを形づくり、「曲におこしたい!」と心を駆り立てるインプットとして、ここ一週間は漫画とドラマ、アニメ作品をひたすら観て過ごしていました。


あともう一つ、どうしても今向き合わなければならないことが一つあって。


心と向き合う時は深度を必要とされるため、外界との接触を絶ち気味になります。

具体的に言うとSNSや現実的な作業に全く関心を示せなくなります。私の場合は、ですが。


タスクリストも山積みなのに手に付かない一週間を終え、やっと心が現実に戻ってきつつあります。

まだ完全とは言えませんが。笑

2/25の初ワンマンに向けて、現実的な作業&準備がんばります。


皆さんに最高に楽しんでいただけるように。





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