ソクラテスの「アレテー」について
ソクラテスが説いた「アレテー」とは
わかりやすく言うならば人間の「徳」や「善さ」についてのことです。
そして、人間の徳について考えることを「フィロソフィア」="知を愛する"と呼ぶそうです。
私たちは「アレテー」=「人間の徳」とはなんなのかについて本当の意味では何も知らないのではないか
何も考えていないのではないか
まずはその状況に気づくこと、これをソクラテスは「無知の知」と言ったそうです。
ソクラテスは、「ナイフのアレテーはよく切れること」と言ったそうです。
そして人間のアレテーは「よく生きること」、「魂を傷つけずに生きること」、魂をよりよいものにするために生きることなのだと。
結局、自分の心には嘘をつけないし、と同時に、本当の意味で自分を傷つけることが出来るのは自分以外をおいて他にはないのだと思います。
知を愛する心というと大袈裟に聞こえてしまいますが
今のような時代だからこそ、自分にとってよりよく生きることがどういうことなのかを考え続けていきたい、見つめていきたい。
そう思った今日この頃でした。
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