清濁併せ呑んで

ある住職さんの素敵な言葉


東洋では、世の中を動かしているエネルギーのことを「気」と呼んでいます。
自然界のエネルギーは「大気」「天気」。
人間を動かすエネルギーは「元気」。
元気を失って体のエネルギーが弱ってくると、「病気」になります。

経済を動かしているのは「景気」です。
したがって、生きる上でも、仕事の上でも、もっとも危険なのは、「お金」を失うこと以上に、「弱気になること」「気力がなくなること」です。

その上で、生きるためには、やはり「気力」だけでは足りません。
腹をくくって、現実を見つめる必要があります。

苦難の時こそ、不安の原因を見つめ、自らの集中力と努力によって苦難を越えていく-略-
年とともに身体は衰えても、心は死ぬまで進化させることができます。

苦しいとき、大変なときこそ、明るく、お互いを思いやる気持ちを忘れず、心落ち着けて、したたかに生きたいものですね。

大愚和尚

「しなやかに」ではなく「したたかに」と言ったところがポイントだと思いました。

清濁併せ呑んで生きていく私たちは、純真で謙虚さをもちあわせながらも同時にふてぶてしくたくましく生きていかなければ。

綺麗なものだけでもないし、汚いところばかりでもない。

それがひとだから、ひとは神にはなれないと思うし
私は生きたまま神さまになんてなりたくないから、
この身体と目には見えない心をもって、五感を研ぎ澄ませて生きていきたいーそう思っています。



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