作詞のハナシ-基本編-①
最近、自分で作詞作曲した曲は
どちらかというと、
メロ先(メロディ先行)で創ることが多いです。
でも、完全にメロ先というわけでもなく
きっかけはメロディから、
Aメロのメロがなんとなくかたまってきたら、頭から歌詞をつけながら1コーラス創り、
その後フル尺にする。
そんな流れになっています。
作詞のときに気をつけているのは、
○音の粒をそろえる(1番と2番)
○韻を踏む
○頭の音は「あ」母音を積極的に選ぶ
○ロングトーンは「あ」か「え」か「い」を選ぶ
→「い」母音は特殊です。
私の場合は「い」の音が前のめりのキツイ音にならずに、後ろで響かせることができるので、ロングトーンが逆に楽なので気にしないで使っています。
楽曲提供をされる場合やコンペに出される場合には、その歌い手さんの力量などにもよりますが、基本的には「あ」や「え」母音を選択する方が、相手に対して親切です。
○一人称かその他か(誰の視点か)
○漢字・ひらがな・カタカナ・英語の使い分け
→日本語の利点ですよね。
○↑またはバランス
などなど
いちばん意識しているのは、
○メロディの声を聴いてあげること
メロに乗る言葉を見つけてあげるというか。
そして、
○日記や作文、レポートにはしない
ということ。
たとえば「スミレ」で見ていくと、
1A
大事なものを両手にそっと包み込み
と
2A
なくしたものはいつだって鮮やかに
→頭が「あ」母音で始まると歌いやすいのです(一般的に)。
→「包み込み」と「鮮やかに」終わりの母音を「い」で揃えています。
あと、この曲はメロディが階段上に
あがったりさがったり(特にサビ)するのが特徴なので、そこを活かした言葉の選び方をしました。
C
変わらないはずのない今を愛してる
草陰にただ咲いているスミレのように
変わらないはずのない今
→頭の音が「あ」母音(低い音なので尚更「あ」の方が歌いやすいです)。
→二重否定 を使っています。
サビのこの部分、普通に書いてしまうときっとすごくつまらない言い回しになります。
槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」のように、二重否定で書くことで奥行きを持たせようと工夫しています!
まだまだありますが、続きはまたネクストにて。笑
0コメント